第19話 実録!農業検定

10回目のコラム『この冬の挑戦』で、農業検定1級の試験を受ける予定だというようなことを書いていた。結果については後日改めて、という伏線を回収しなければならない。

試験を受けたのは2021年1月6日。

実はこの検定試験、試験の日時と場所を自分で選択することができる。試験を受けられる期間が設けられていて、自分のスケジュールに合わせて「この日、この場所で試験を受けます」と、申し込みの時に申請する。

きっとこのお正月もダラダラと過ごすんだろうな……そんな思いを打ち破るべく、試験日は正月明け早々に。試験時間も頭が回り始めるお昼前の時間に設定。ありがたいことに家から車で10分もしない近所のパソコン教室で試験を受けることができた。

パソコン教室に入ると、受付で農業検定を受験しにきた旨を伝え、担当者から試験についての説明をひと通り受ける。

不正防止のため、持ち物はすべて専用のバッグに入れる。

「ではコチラ、ご案内します」

と、楽しげなパソコン教室とは別の部屋、検定試験用の部屋に案内された。

簡素な事務机の上に置かれたパソコンのモニター。

左右はパーテーションで仕切られ、イメージとしてはマンガ喫茶の個室に近いものがある。とは言ってもなんとも殺風景な部屋。

———試験が終わるまでは、誰もこの部屋から出ることはできない。

ホラー映画のキャッチコピーのようなフレーズが頭をよぎり、そう思うと、緊張がどんどん膨らんでくる。

パソコンの画面上に問題文と選択肢が表示され、正解だと思うものをクリックしていく。

試験時間は70分。問題は全部で70問の140点満点。

正答率70%で合格。1問につき1分以内に答えを選び出さなければならない。

画面上にある『試験開始』ボタンをクリックすると、1問目の問題が表示され、それと同時に試験終了までのカウントダウンが始まる。画面の隅でちらちら動く、この“減っていく時間”がさらに緊張をあおり、焦りを生む。

1問目の問題文に目を通す。そこはやはり1級、最初の問題から何を言っているのか、何を答えて良いのか全く分からない。

過去3年分の過去問を解き、試験の傾向をつかみ、しっかり対策を練って臨んだつもりだったが、自信を持って答えられる問題などほとんどなかった。

その農業検定1級の結果が届いたわけだが、私の結果、140点満点中104点。

正答率74%。

ありがとうございます。ギリギリ合格しました。

(2021.03.05:コラム/遠藤洋次郎)