(第1回)2023イロドリ畑PJ

新潟の大地で育った野菜から、収穫体験を通じて豊かな感性を学びます

「農業体験」×「おもしろい」
=「イロドリ畑


イロドリ畑プロジェクトとは

畑を耕し、種をまく。水をやり、雑草を抜き、芽が出た作物はどんどん大きくります。そんな育った野菜を収穫します。

子供たちには体験という遊びを通じて、土の感触・水の冷たさ・植物の感触などにふれあうことから、豊かな感性を身につけてもらう一助になれば幸いです。

昨年に引き続き、今回もプロジェクトを行って参ります。素人メンバーが「1から土に触れ」、畑を耕すことからスタートしていきます。農業の大変さや、体を動かして感じる達成感、楽しさを発信していきたいと思います。


第1回:枝豆に力を入れる(2022.05-06月)

新潟の魅力を企画・発信する「新潟イロドリプラス」
フリーアナウンサーでありファーマー「遠藤洋次郎」

「新潟イロドリプラス:メンバー2名」「農業指導:遠藤洋次郎氏」計3名でイロドリ畑プロジェクト会議をおこないました。


これまで、さつまいもに注力少してきましたが、今年は昨年と違った枝豆植えにチャレンジしていきます。
3年目ではありますが、まだまだ素人の域を脱すことはできません。

畑を耕す様子や用語の解説は、2021年・2022年にて詳しく行っていますので、ぜひそちらのバックナンバーも覗いてみていただけると嬉しいです☆彡


今年の枝豆の品種は、「茶豆」です!!

昨年の「さかな豆」は比較的遅い時期に収穫できる枝豆でした。
9月10月で収穫を行っておりましたが、
今回の「茶豆」は、お盆時期での収穫。

ビールの美味しい季節に、わくわくが止まりません!

引き続き、遠藤洋次郎氏のご指導のもと、イロドリ畑で出来ることを模索して参ります。

つづく


【バックナンバー】
第1回:枝豆に力を入れる(2023.05-06月)

(第4回)2022イロドリ畑PJ

第4回:熱中!さつまいも収穫(2022.10月)
「バッタやミミズ!子供も大人も自然を満喫」

新潟の魅力を企画・発信する「新潟イロドリプラス」
フリーアナウンサーでありファーマー「遠藤洋次郎」

「新潟イロドリプラス:メンバー2名」「農業指導:遠藤洋次郎氏」「子供を含めた一般参加9名」でイロドリ畑・さつまいも大収穫祭を行いました!

枝豆と比べて、さつまいもを掘り出すのには一苦労!
それでも4歳のお子さん、小学校中学年のお子さんも
大きな芋を掘り当てて大興奮☆

芋よりもミミズやバッタに興味を示す子供もいて
自然を満喫しながらイロドリ体験ができました☆

参加された皆さま方、おつかれさまでした⌒☆

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☆新潟の大地で育った野菜から、
収穫体験を通じて豊かな感性を学びます
「農業体験」×「おもしろい」=「イロドリ畑」
◆素人が1から土に触れ、
畑を耕すところからスタートしていきます。
農業の大変さ、楽しさを発信していければ幸いです⌒☆
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【バックナンバー】
第1回:再び植える(2022.05月)
第2回:そして枝豆を植える(2022.06-07月)
第3回:熱中!枝豆収穫(2022.08-09月)

(第3回)2022イロドリ畑PJ

第3回:熱中!枝豆収穫(2022.08-09月)
「子供も大人も無心にもぎ取る」

新潟の魅力を企画・発信する「新潟イロドリプラス」
フリーアナウンサーでありファーマー「遠藤洋次郎」

「新潟イロドリプラス:メンバー1名」「農業指導:遠藤洋次郎氏」「子供を含めた一般参加11名」でイロドリ畑・枝豆大収穫祭を行いました!

さつまいもと違い、小さなお子様でも
プチプチと枝豆をむしり取っていきます☆

最終的に20キロの枝豆を皆で分け合いました⌒☆

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☆新潟の大地で育った野菜から、
収穫体験を通じて豊かな感性を学びます
「農業体験」×「おもしろい」=「イロドリ畑」

◆素人が1から土に触れ、
畑を耕すところからスタートしていきます。
農業の大変さ、楽しさを発信していければ幸いです⌒☆

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次回、「第4回:熱中!さつまいも収穫」へ

つづく


【バックナンバー】
第1回:再び植える(2022.05月)
第2回:そして枝豆を植える(2022.06-07月)
第3回:熱中!枝豆収穫(2022.08-09月)
第4回:熱中!さつまいも収穫(2022.10月)

(第2回)2022イロドリ畑PJ

第2回:そして枝豆を植える(2022.06-07月)

新潟の魅力を企画・発信する「新潟イロドリプラス」
フリーアナウンサーでありファーマー「遠藤洋次郎」

「新潟イロドリプラス:メンバー2名」「農業指導:遠藤洋次郎氏」計3名でイロドリ畑プロジェクト会議をおこないました。

・本日の作業内容について
・植える苗について
・今後のスケジュールについて

まずは、固くなった土を起こすことから始めます。
やはり月日が経つと忘れるもので、いちから遠藤氏にご指導を仰ぎ作業進めていきました。

マルチシートを固定する

前回の復習になりますが、マルチシートを、土の中に埋めて固定します。
事前に、畝(うね)を少し高く作り、その周りに溝を掘っておきます。この堀っておいた外側の土をシートのサイドに被せていきます。

文章にすると難しいのですが、要は「シート」が飛んでいかないように、外側に重しとして土を被せていく必要があります。

一人がシートを引っ張って伸ばしていきます。
空気が入らないように気を付けながら。

そして今年の目玉!枝豆です!
遠藤氏が事前に育ててくれた枝豆の苗を、先ほどのマルチの中に植えていきます。

実に地道な作業。
ぐりぐりと土の中にねじ込み、土を掛けます。
斜めにならないよう真っすぐに立てていきます。

最後に、水をたっぷりとあげていきます。
当日の気温は40度近い暑さにつき、土もすぐにカラカラ状態。
無事に育つでしょうか!?

本日の作業はここまで!

5月に植えたサツマイモも順調に育っています。(途中、ダメになった箇所は遠藤氏から差し替えていただくなどもありましたが(;´Д`A “`)

(5月に植えたサツマイモの様子)

枝豆の収穫は8-9月頃。
ビールの美味しい真夏日に収穫したいですね。

引き続き、遠藤洋次郎氏のご指導のもと、イロドリ畑で出来ることを模索して参ります。

つづく


続きはこちらから
(第3回:熱中!雑草!水をやる!(2022.08-月)へ)


【バックナンバー】
第1回:再び植える(2022.05月)
第2回:そして枝豆を植える(2022.06-07月)
第3回:熱中!枝豆収穫(2022.08-09月)
第4回:熱中!さつまいも収穫(2022.10月)

(第1回)2022イロドリ畑PJ

イロドリ畑プロジェクト

新潟の大地で育った野菜から、収穫体験を通じて豊かな感性を学びます

「農業体験」×「おもしろい」
=「イロドリ畑


イロドリ畑プロジェクトとは

畑を耕し、種をまく。水をやり、雑草を抜き、芽が出た作物はどんどん大きくります。そんな育った野菜を収穫します。

子供たちには体験という遊びを通じて、土の感触・水の冷たさ・植物の感触などにふれあうことから、豊かな感性を身につけてもらう一助になれば幸いです。

昨年に引き続き、今回もプロジェクトを行って参ります。素人メンバーが「1から土に触れ」、畑を耕すことからスタートしていきます。農業の大変さや、体を動かして感じる達成感、楽しさを発信していきたいと思います。


第1回:再び植える(2022.05月)

新潟の魅力を企画・発信する「新潟イロドリプラス」
フリーアナウンサーでありファーマー「遠藤洋次郎」

「新潟イロドリプラス:メンバー2名」「農業指導:遠藤洋次郎氏」計3名でイロドリ畑プロジェクト会議をおこないました。

・本日の作業内容について
・植える苗について
・今後のスケジュールについて

早速登場、耕運機マシーン!
固くなった土を一から起こすことから始めます。
やはり月日が経つと忘れるもので、いちから遠藤氏にご指導を仰ぎ作業進めていきました。

植える場所に1棟ずつ段差を付けるために土を起こします。
昨年は、クワで頑張って起こしていきましたが、今年は秘密兵器。耕運機の後ろにオプションのクワを取り付けます。

普段、声のお仕事を行っている遠藤氏。本日は、ガチャガチャと機械をセットし手慣れた様子で組み立てていきます。

段差がついたところに、おなじみのマルチ張りをおこなっていきます。

そして手早く、サツマイモを植えていきます。

昨年、枯れてしまった箇所もあった反省から、新兵器。新聞の切れ端!マルチに葉がふれないように、セットしていきまず。

完成です!

昨年はさつまいもを3種類植えましたが、今年は1種類に絞ります。量も少し調整し、来月新たに枝豆植えにチャレンジしていきます。
2年目ではありますが、まだまだ素人の域を脱すことはできません。

引き続き、遠藤洋次郎氏のご指導のもと、イロドリ畑で出来ることを模索して参ります。

つづく


続きはこちらから
(第2回:そして枝豆を植える(2022.06月)へ)


【バックナンバー】
第1回:再び植える(2022.05月)
第2回:そして枝豆を植える(2022.06-07月)
第3回:熱中!枝豆収穫(2022.08-09月)
第4回:熱中!さつまいも収穫(2022.10月)

第56話 本音を言えば…

 先日、近所の小学校から『職業講話』をお願いしたいと、そんなお話をいただいた。

6年生の子どもたち100人の前で、私の仕事について、内容はもちろん、やりがいや大変なこと、どうしてその仕事をしようと思ったのか、など30分ほどのおしゃべり。

 私のメインの仕事は『声』を使った仕事なのだけれども、6年生に向けて『農業』についても少し触れたいと思い、シナリオの中に畑仕事についても盛り込んでみた。

 結論から言うと、今自分は『声』の仕事と『畑』の仕事と二刀流で頑張っていますと、話題の大谷翔平選手の活躍に絡めて話をし、6年生に向けてもいろんなことに興味を持ってチャレンジしてほしい。そんなメッセージを伝えたつもりだったけど…う~ん。届いたかな?

 30分しゃべって、残りの15分ほどは質問タイム。子どもたちからたくさんの手が上がり、たくさんの質問を受けた。その中には農家の仕事についての素朴な疑問もいくつか。

「畑仕事の楽しさはどんなところですか?」「畑仕事の大変なところは何ですか?」

「ぶっちゃけ儲かりますか?」などなど。

素直な6年生の子どもたち、ここは神対応を心がけよう!そう思って私も素直に子どもたちの質問と向き合った。でも思い返してみると自分の答えはなんだか優等生な答えだったな…と後悔がつのる。なので、今日はこのコラムで自分の本音を記しておこうと思う。

【畑仕事の楽しさについて】

優等生回答「僕のやっているのは体験型の農作業なので、参加者の皆さんと楽しくおしゃべりしながら土いじりをしているのが楽しいです」

本音「参加者の来ない日は、基本、ひとりぼっちで作業しているのでさみしい。野菜たちや農機具に話しかけていて、それを楽しいと感じているさみしい男です。」

【大変なところ】

優等生回答「夏の暑い日は本当に大変。ここのところ夏は異常な暑さになるんで、早起きをし、涼しい時間に畑に行っているので、早起きが大変です」

本音「暑いのも大変だけど、草刈りして腰を痛めたり、誤って車の中に鶏糞をぶちまけたり、収穫間近の野菜をネズミに食われたりで、もう散々です。」

【儲かりますか?】

優等生回答「工夫やアイデアで美味しい野菜をたくさん育てている農家さんは儲かっているかもしれないですね。でも儲けることももちろん大事だけど、自分の育てた野菜を収穫していろんな人に食べてもらうのは素直に嬉しい。やりがいがあるなと感じますよ。」

本音「儲かってたらみんなやってるんじゃない?疲れるし、お金も時間もかかるし…」

6年生の子どもたちはこのコラムを読まずに、私の優等生回答をしっかりと受け止めて、土に触れること、野菜を育てることの魅力を感じてもらいたい。

そして自分の保身のために言うけれども、優等生回答も本音である。

(2021.12.24:コラム/遠藤洋次郎)

第55話 完成形がわからない

『聖護院かぶ』とはどんなカブなのか?

京野菜の一種で、京都の伝統野菜。大きくなると重さが5キロほどにもなる、日本最大級のカブである。と紹介されてあった。

そんな『聖護院かぶ』を育ててみよう!と、この秋に種まきし、生長を見守っていた。

 芽が出て葉が伸び、白いカブの姿が土から顔をのぞかせる。うんうん順調に育っている。

 少しずつ風が冷たいと感じるようになったころ、そろそろ収穫してもいいのじゃないか?と思い、そっとカブの葉に手を伸ばしたところ、一緒に農作業をしていた農園の参加者の方から、「まだですよ!まだ大きくなりますよ!」と諭された。

 スーパーや青果店に並ぶカブの大きさはこんな感じだし、土の上に顔を出しているカブの白も十分美しい。食べごろかと思ったのだが、まだまだ大きくなるという。伸ばした手を慌ててひっこめた。

 実はこの『聖護院かぶ』がどんなカブなのか知らなかった。姿を見たこともないし、もちろん食べたことがない。

つまり、このカブの完成形がどんなものなのか分からないのである。

 参加者といっしょに土いじりをする旧PORT農園では、今まで見たことも食べたこともない野菜を興味本位で植えてみることがある。

以前も『コールラビ』という野菜の種をまいてみたのだが、参加者の誰一人として、この野菜がどんなかたちで、どんなふうに生長し、どうやって食べるのか知らなかった。もちろん『コールラビ』の完成形がどんなカタチで、どのタイミングが食べごろで、いつ、どうやって収穫するのか、まったく分からなかった。

この『コールラビ』、見た目も球体からニョキニョキと触手を伸ばした地球外生命体のような形をしていて、何とも奇妙である。収穫したものを持ち帰ってもらったが、参加者の皆さんがどのようにして食べたのか、その報告は私の耳には届いていない。

 そして『聖護院かぶ』である。先月、晴れの日に収穫してみた。

 引っこ抜いてみて驚いたのはその大きさ。本当に子どもの頭くらいの大きさ、直径15センチから20センチくらいのまん丸なカブがいくつも採れた。土から引っこ抜いたとき、掌に伝わるズシリとした重さも感動もの。参加者の皆さんからも歓声が上がった。

 実際、みそ汁の具として食べやすい大きさにカットした『聖護院かぶ』を食べてみたけれども、風味、食感ともに普段食べているカブと同じくらい、いやそれ以上に美味であった。

 今まで見たことも食べたこともない野菜を育ててみる。それもこの農園での『挑戦』として、これからも続けてやっていきたいと思う。来年は何を育ててみようかな?

(2021.12.15:コラム/遠藤洋次郎)

第54話 冬の主役

 ダイコンがたくさん穫れた。

 前回もダイコンのことを書いたけれども、今がちょうど旬の時期なので、今回もダイコンの話。土の中に埋まっていたダイコンをひとつひとつ引っこ抜いていき、すらっとした姿に歓声を上げ、期待とは裏腹なちっちゃなダイコンにちょっと首を傾げ、足を組んだようなカタチのセクシーダイコンに笑いがおこる。

 さて収穫したダイコンをどうやっていただこう?いろいろと思いを巡らせる。

 ダイコンというのはなかなか主役になれない、ちょっとかわいそうな野菜だと思う。

 お刺身のパックを見てみても、刺身のツマとしての扱い。メインの刺身の引き立て役だ。

 ちょっとこじゃれたレストランやバーでいただく野菜スティックも、キュウリやニンジンと一緒で、決してダイコンがセンターに立つことはない。

 大根おろしをすってみても『ポン酢+大根おろし』『納豆+大根おろし』と、主演『大根おろし』となる例は少ない。

 しかし、この寒い時期こそ、ダイコン選手が一気に先頭に躍り出る。

中でも一番の活躍を見せるのが『おでん』だ。

 家で食べるおでんでもいい。コンビニのおでんでもいいし、おでん屋のおでんでもいい。さまざまなおでん種が鍋の中で踊っている中で、真っ先に口にするのが

「ダイコン!」ではないだろうか。

 なんならもう、おでん屋に掲げてあるメニューなど目もくれない。コンビニおでんの鍋の中をのぞいたりもしない。真っ先に「ダイコン!」と注文している。

 出汁のしみこんだ熱々のおでんをほおばる姿を想像し、口いっぱいに広がる風味と、口の中で溶けていくようなダイコンの食感、そしてあふれる出汁のうまみ。

 ダメだ。こうやっておでんのダイコンについて書いているだけで唾液がたまってくる。

 そんなわけで、先日、収穫したダイコンをさっそくおでんにしようとキッチンに立ってみた。

 少し厚めにダイコンを切っていき、丁寧に皮をむき、面取りまでして、出汁がよくしみ込むよう、表面に十字に包丁を入れる。

 えぐみを消すために下茹でもして、いざ、おでんの出汁の中に投入。グツグツ煮込んでから火を止めて味をよくしみ込ませていく。それから時間をおいて寝かせ、食べる前にもう一度火にかけて、熱々になったところを勢いよくほお張る。うむ。美味い!いや、熱い!

 今、口の中に火傷を負っている。そしてなぜか、ダチョウ?楽部のこと(もしくは片岡鶴太郎さんのこと)を思っている。

(2021.12.10:コラム/遠藤洋次郎)

(第9回)さいごまで掘りつくす

第9回:今年最後の収穫(2021.11月)
 イロドリ畑/芋掘り体験
 (2021年11月6日(土)AM10:00-)

新潟の魅力を企画・発信する「新潟イロドリプラス」
フリーアナウンサーでありファーマー「遠藤洋次郎」

「新潟イロドリプラス:メンバー2名」「農業指導:遠藤洋次郎氏」計3名にてイロドリ畑プロジェクト進行中です。

一般のご家庭をお招きし、今年最後の収穫を行いました。
まだまだ沢山、埋まっていた「さつまいも」を最後のさいごまで掘りつくしていただきました。

耕し、植えるのも大変でしたが、想像以上に収穫が大変だと実感した今回のプロジェクト。

今回は子供連れのご家庭が多く、子供は楽しそうに収穫されていましたが、大人の大汗をかきながら収穫されている一所懸命な姿を見て、本当に感謝の気持ちでいっぱいになりました。

本当にハードなんです。。。

後日、参加された方に、収穫されたさつまいもの感想をお聞きしました。

率直に甘くて美味しかったとお話いただいた方。
育ちすぎて、甘さが飛んでしまっていたとお話いただいた方。
様々なご意見をいただきました。

いろんな意見を頂く中、やはり1年を通して、ここまでご指導と、形にしていただいた遠藤洋次郎氏に感謝の念がたえません!

本当にありがとうございました。

また来年のお話も少しさせていただきましたが、まずは、今年の反省を正月を挟んで行い、次回へと活かしていきたいと思います。

プロジェクトに関わった皆様方、大変おつかれさまでした!

2021.11.06 イロドリ畑にて収穫最終日


【バックナンバー】
第1回:大地に触れる(2021.03月)
第2回:設置する看板(2021.04月)
第3回:ついに植える(2021.05月)
第4回:また植える(2021.続05月)
第5回:そして見守る(2021.06月)
第6回:熱中と雑草(2021.07月)
第7回:芋ほり準備へ(2021.08-09月)
第8回:そして収穫(2021.10月)
第9回:さいごまで掘りつくす(2021.11月)

第53話 土の中では…?

 ダイコンのシーズンがやってきました!

 いよいよ本格的な冬野菜の収穫シーズン。畑には美肌のダイコンが地中からひょっこり首を伸ばし、どんどん太くなっています。

 あくまでも、外から目で見た感じはそんな感じ。

 でも、このダイコンたち、はたして土の中ではどのように育っているのか?

掘り出してみないことにはわからない。

 毎年ダイコンを植えているけれども、そのうちの何本かは、自分の思いとは裏腹な「?」というダイコンが採れる。

 外から見れば、太くて丸くて、首の部分が少し青みがかかっていて、見るからに見事なダイコン。きっと地中深くにまでスラッと伸びた、美脚なダイコンが「ズボッ」と音を立てて抜けてくれるに違いない。そう思っているから、慎重にダイコンの首の部分に手をかけて、気合を入れて引き抜こうとする。でも、気合は空回り。イメージしていたものとはかけ離れた、丈の短いダイコンがいとも簡単に抜けてしまう。

 こんなに葉っぱを青々と茂らせているのに。こんなに丸くて太い首すじが顔をのぞかせているのに。なんで?なんで?

 原因はいろいろ考えられる。土の耕し方が甘く、地中の土が固いと深くまで伸びない。土の中の栄養分が足りない、などなど。

土の中に石が混じっていたりすると、根っこがその石にぶつかって分かれ、まるで人間の足のような姿になってしまうことがある。私はそれを「セクシーダイコン」と呼んでいるのだが、そんなダイコンが出てきたときには思わず笑みがこぼれる。でも、本音を言えば、丸々と太っていてスラッとした姿のダイコンを採りたい。

 私がやっている週末の体験農園では、参加者の皆さんと一緒に楽しくダイコンを育てている。毎週畑にやってきては、「先週よりも大きくなってる!」と、日に日に大きくなっていくダイコンの姿にビックリし、

「あとどのくらいで収穫できるか。ここの畝のダイコンは来週あたり収穫できるかな?」

などと言って、収穫の日を心待ちにしている。

 参加者の皆さんも、土の中でダイコンたちがどのように育っているのか興味津々。どんな料理にして大根を美味しくいただこうか、夢を膨らませている。

 そしてダイコンの収穫の時には、あちこちからいろんな声が上がる。

「おお!でかい!すげえダイコンが抜けた!」

「ん?なんだ?足が生えてるぞこのダイコン…」

はたして今年のダイコンは土の中でどんなふうに育っているのか?

今年も参加者の皆さんからいろんな声が上がるのを楽しみにしている。

(2021.12.03:コラム/遠藤洋次郎)