(第3回)イロドリ畑PJ

第3回:ついに植える(2021.05月)

新潟の魅力を企画・発信する「新潟イロドリプラス」
フリーアナウンサーでありファーマー「遠藤洋次郎」

「新潟イロドリプラス:メンバー2名」「農業指導:遠藤洋次郎氏」計3名でイロドリ畑プロジェクト進行しました。

・植える野菜について
・作業内容について
・次回のスケジュールについて


実践作業開始/植える野菜とは

さて、今回のプロジェクトで植える野菜。都度プロジェクトで検討してきましたが決定いたしました。

さつまいもです!

さつもいもの中でも、2種類準備しました。

「安納いも」と「紅はるか」です。

この1本の苗が「5~6本」の ” さつまいも ” になるとのこと。そんなに上手いこといくのか、初心者メンバーは不安と期待でいっぱいです。

さて、さっそく植えていこう!と思いきや、その前に必要な準備が。

☆マルチ張り☆です。

それは、なんでしょうか?

畑でよく見る「黒いビニール」。見たことありませんか?

このビニール、正式名称「マルチシート」です。

日光が当たらないようにして、雑草が生い茂るのを防いだり、温度を上昇させて作物の成長を助けるという効果があるそうです。家庭菜園レベルの小さな畑であればなくても、面倒をみていけますが、広い畑になると雑草対策も大変です。
そのために「マルチシート」を活用するそうです。

これを張る作業が「マルチ張り」。
さっさっとビニールをかぶせて、苗を植えたい!

無事育った「さつまいも」の将来の姿が脳裏に浮かびます。

そんなとき、遠藤洋次郎氏の「ちょっと待った!」。

GWに降った雨が乾き、土が乾燥しているとのこと。
よく土地を見ると、あれ?

先月起こした土が、耕やす前の状態になっていました。
これを再度、耕しなおす必要があるとのこと。

また1からの作業、でもまだ始まったばかり。全然へっちゃらです!

今日の作業は全部で4棟。まずは、1棟ずつ土を起こし、マルチ張りを始めます。

マルチシートを固定する

マルチシートは、土の中に埋めて固定します。
事前に、畝(うね)を少し高く作り、その周りに溝を掘っておきます。この堀っておいた外側の土をシートのサイドに被せていきます。

文章にすると難しいのですが、要は「シート」が飛んでいかないように、外側に重しとして土を被せていく必要があります。

一人がシートを引っ張って伸ばしていきます。
空気が入らないように気を付けながら。

そして、他の2人が、シートの両サイドに立ち、シートを踏みつけながら、土を被せていきます。

少しずつ、少しずつ、シートを伸ばしては、土を被せる。地道な作業ですが、孤独ではありません。3人での作業は楽しく、陽気に進めていきます。

土の被せが甘かったところを、後から足していく余裕も、この段階ではありました。

1ブロック(棟)完成!

続いて、次のブロックの土を起こす作業に移ります。

2ブロック目までは楽勝でしたが、3ブロック目からは

もうだめです。

腰に激痛がはしり、真っ直ぐに立てません。

熱中症にも気を付けながら、十分に休憩を取りながら作業を進めていき、ついに本日の目標4ブロック目の完成です。


ようやく本日の課題、苗を植える作業を開始します。

マルチシートに穴をあけて、その間から「竹棒」を土に斜めに突き刺します。

穴の開いた土の隙間に、苗の先っぽを斜めに突き刺し植えていきます。

これで完成。

野菜の成長を妨げない程の間隔を取って植えていくということで、30cm程度の感覚で、同じくシートに穴をあけて植えていきます。

実に地道な作業。
また腰に激痛が走りますが、途中で投げ出すことはできません。

そして、ついに全てのブロックに苗を植えおわりました。


2ブロック「安納いも」。2ブロック「紅はるか」。

畑を見ると、残り2ブロック、まだ耕し植えるスペースがありました。
せっかくのスペースなので、また後日、違うさつまいもの種類を植えてはどうか、遠藤洋次郎氏からご提案をいただきました。

うまく育てば、全部で1000本近いさつまいもが出来上がる計算になります。本数が多いほど、色んな試みでプロジェクトを盛上げて行けますので、勿論「植えましょう!」と即答しました。

ですが、体はボロボロです。
日頃の運動不足がここにきて祟ります。
途中で倒れそうになりましたが、達成感は何とも言い知れず。
楽しいだけじゃない、過酷な農業の片鱗を体験することができ、次回のミッションに少し臆しながらも、初体験に胸が躍る一日でした。

続きはこちらから
(第4回:また植える(2021.続05月)へ)


【バックナンバー】
第1回:大地に触れる(2021.03月)
第2回:設置する看板(2021.04月)
第3回:ついに植える(2021.05月)
第4回:また植える(2021.続05月)
第5回:そして見守る(2021.06月)
第6回:熱中と雑草(2021.07月)
第7回:芋ほり準備へ(2021.08-09月)
第8回:そして収穫(2021.10月)

(第2回)イロドリ畑PJ

第2回:設置する看板(2021.04月)

新潟の魅力を企画・発信する「新潟イロドリプラス」
フリーアナウンサーでありファーマー「遠藤洋次郎」

小さなものから大きなものまで「大工のゆうちゃん」

「新潟イロドリプラス:メンバー1名」「農業指導:遠藤洋次郎氏」「新潟の大工さん」計3名でイロドリ畑プロジェクト進行しました。

・看板設置位置について
・次回のスケジュールについて


実践作業開始/看板を設置する

まず事前からアルミ板に「デザインした看板シール」を貼り付けておき、当日現場に持参しました。

こんな感じです。

あとは大工さんが、ちゃっちゃっと木にくっつけて、挿して完成!と、かなり短絡的に考えておりました。

が、そんなに甘くはなく!

どのくらいの高さに立てるのか。土の柔らかさ・深さに合わせて、木の長さを調整していきます。

今回、新潟イロドリプラスの新入会員候補生としてご協力いただく大工さん。
手慣れた様子で、木の棒をノコギリで切っていきます。

新潟イロドリプラスメンバーもノコギリでお手伝いしようとしましたが、真っ直ぐに切れず、大工さんが再度切りなおしておりました。ご迷惑をお掛けして申し訳ございませんでした。

切った木をハンマーで打ち付けていきます。

途中、大工さんも日頃の腱鞘炎から手首を負傷しており、代わりにメンバーが打ち付けを行いました。
場違いにも現場を甘く見積もっており、営業スーツのまま作業することになります。

前日の雨の影響で、足元は泥まみれです。

その後もテキパキと組み立て、ペンキ塗りと、スムーズな動きでお仕事される大工さん。あっという間に看板設置の完成です。

作業から僅か1時間!
先月から耕してきた大地が、「イロドリ畑」に変身しました。


お忙しい中、ご尽力いただいた大工さん。
そして、看板設置を一緒に見守っていただいた遠藤洋次郎氏に心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

畑が完成したところで。次回!苗植え作業を行います。大仕事になる予感がしますが、引き続き、プロジェクト成功に向かって進んで参ります。

続きはこちらから
第3回:そして植える(2021.05月)へ


【バックナンバー】
第1回:大地に触れる(2021.03月)
第2回:設置する看板(2021.04月)
第3回:ついに植える(2021.05月)
第4回:また植える(2021.続05月)
第5回:そして見守る(2021.06月)
第6回:熱中と雑草(2021.07月)
第7回:芋ほり準備へ(2021.08-09月)
第8回:そして収穫(2021.10月)

(第1回)イロドリ畑PJ

イロドリ畑プロジェクト

新潟の大地で育った野菜から、収穫体験を通じて豊かな感性を学びます

「農業体験」×「おもしろい」
=「イロドリ畑


イロドリ畑プロジェクトとは

畑を耕し、種をまく。水をやり、雑草を抜き、芽が出た作物はどんどん大きくります。そんな育った野菜を収穫します。

子供たちには体験という遊びを通じて、土の感触・水の冷たさ・植物の感触などにふれあうことから、豊かな感性を身につけてもらう一助になれば幸いです。

新潟の食材を使った料理レシピ。
お店の方々、あるいは学生の方々に調理をご協力いただきながら、料理を楽しみ、発信していくことで、新潟の食材の魅力を少しでも多く届けることができればと考えております。

今回のプロジェクトは、農家の方にお任せするのではなく、素人メンバーが「1から土に触れ」、畑を耕すことからスタートしていきます。農業の大変さや、体を動かして感じる達成感、楽しさを発信していきたいと思います。


第1回:大地に触れる(2021.03月)

新潟の魅力を企画・発信する「新潟イロドリプラス」
フリーアナウンサーでありファーマー「遠藤洋次郎」

「新潟イロドリプラス:メンバー2名」「農業指導:遠藤洋次郎氏」計3名でイロドリ畑プロジェクト会議をおこないました。

・本日の作業内容について
・植える苗について
・収穫とその後について
・今後のスケジュールについて


実践作業開始/ローマは一日にして成らず

土の状態が土地によって異なりますので、野菜を作るには、まず土作りが大切です。新しい土を耕して野菜作りのために「良い土」にするには、手入れを繰り返し、改良していく必要があります。

土を起こす

まず土を起こすことから始めます。
クワなどで耕した「耕土」が深いほど、根はよく伸びて水分を吸収できます。「表面の土が下のほう」に、「下の土が上になるように」して土を掘り起こし、小石や雑草、木切れなどの雑物を拾い出しておきます。

整地と畝(うね)作り

土を耕したら、土のかたまりを砕きながら、表面をできるだけ平らにならし、畝(うね)を作ります。

※畝(うね):何本も間隔を空けて、細長く直線状に土を盛り上げた所のこと。

クワを持つのが初めての「新潟イロドリプラスメンバー」は、腰の位置も定まらず、終始へっぴり腰でした。大きく振りかぶって土に叩きつけていくイメージがありましたが、実際には、小刻みにザクザクと土の固まりを砕き、土を起こしていきます。

土を起こすと、土の見た目も明らかに変わってきます。


変わっていく様を楽しみつつも、少し作業しただけで身体はガタガタ。
素人が見渡す大地にむかって、クワ1本で戦い続けるには、あまりにも過酷。農家の方々は本当に凄いと感じました。

気持ちが切れそうなメンバーの前に登場したのが、耕運機マシーン。

遠藤洋次郎氏のコラムで、新潟では「耕す」を「ぶつ」と言うのだと書かれていましたね。
農園の土は固いので、何度か耕さなければならない。クワや耕運機マシーンを使って一気に耕す、とお話されていました。
農業コラム「第7話 忘我の境地」参照

遠藤洋次郎氏にご指導を仰ぎながら、マシーン初始動です!

ゆっくり、ゆっくりと真っ直ぐに歩いていきます。

”余計なことを考えると、ハンドルは右にとられ左にとられ、くねくねした畝(うね)になってしまう。アタマをカラッポに、ただ一心、畝をまっすぐ作ることに専念すればよい。
できあがった畝をぜひ見てほしい。だいぶ曲がっている。”

とも、コラムでお話されておりましたが。

素人には、良いのか悪いのかも分かりません。
遠藤洋次郎氏から、初めてにしては真っ直ぐだ、と仰っていただきました。本当に優しい洋次郎氏。

素人の私たちが疲れて休んでいるとき、洋次郎氏は横で、「ぶつ」のが甘かった箇所を整えてくださっておりました。感謝!


初めての経験で素人メンバーとしては、全てを成し遂げた気分でおりましたが、まだ畑を耕し始めただけのこと。これを何度も繰り返していき、苗を植える作業は、まだ先です。

序盤戦。ウォーミングアップの段階ではありますが、頑張ってプロジェクトを遂行し続けていきたいと思います。

最後に耕した畑を見つめながら、畑を横切った人でも分かる目印。
”イロドリ畑”って一目で分かるエッセンスが欲しいと感じました。

次回、「イロドリ畑の看板」を設置しようと思います。

続きはこちらから
第2回:設置する看板(2021.04月) へ


【バックナンバー】
第1回:大地に触れる(2021.03月)
第2回:設置する看板(2021.04月)
第3回:ついに植える(2021.05月)
第4回:また植える(2021.続05月)
第5回:そして見守る(2021.06月)
第6回:熱中と雑草(2021.07月)
第6回:熱中と雑草(2021.07月)
第7回:芋ほり準備へ(2021.08-09月)
第8回:そして収穫(2021.10月)